■しし座流星群観測報告
一応、しし群の記録を作ってみましたが、なんとも情けない結果に・・・ 都会のど真ん中ではこの位だったと、同情していただければ幸いです。どこをとっても、参考記録ですね。
■観測結果
観測地: |
名古屋市北区,会社の屋上
東経136°55′ 北緯35°12′ |
観測者: |
宮内秀人 |
観測方法: |
眼視計数観測(輻射点方向) |
最微光星: |
3等前半 |
雲量: |
4(雲0,建造物2,人工光2) |
日付 |
開始 |
終了 |
分 |
全流星 |
HR |
2001年11月 |
|
18/19 |
2:50 |
3:00 |
10 |
93 |
558 |
3:00 |
3:10 |
10 |
92 |
552 |
3:10 |
3:20 |
10 |
110 |
660 |
3:20 |
3:30 |
10 |
111 |
666 |
3:30 |
3:40 |
10 |
84 |
504 |
3:40 |
3:50 |
10 |
66 |
396 |
3:50 |
4:00 |
10 |
76 |
456 |
合計 |
|
70 |
632 |
|
11月18/19日のしし座流星群の10分ごとのHR(1時間あたりの流星数)をプロットしたもの。 |
■観測日記
●11月18/19日
何気に夜勤だったので、仕事の合間を見つけて屋上に布団を敷き観測しました。屋上って言っても、うちの会社は3階建てなんで、明らかに周りの建物より低いですけど。計数観測の記録を取った中では、恐らく私の過去最悪に相当すると思われる、悪条件です。雲は無いものの、都市明かりのど真ん中にいるため、最微が最悪。それでも、私が過去に観測した瞬間最大HRをあっさり塗り替えてくれました。1等あたり1.5倍の割合で増えるとすると、もし最微が6等前半なら、HR2000overで見れてたはず。って、テレビ塔やタワーズが見える都市部で、それは無理な注文ですけど。建物や灯りによる雲量も大いに悔やまれますが、隣のマンション壊せませんし。っていうか、部屋の灯りを煌々とつけながらベランダで流星を見るのは、やめて欲しいです。こういう世間様が一斉に盛り上がる機会に、街の灯りを減らそう運動をして欲しいもので。もっとも、都市部は治安が心配で、簡単には出来そうにありませんが。
うちの会社は、星は一切扱ってないのですが、一般からの流星群の問い合わせが非常に多かったです。困ったもので。仕事もあるしそれなりに忙しいのですが、でも結局は一人だけそれなりに詳しく答えているのでした。一日一善、いや十善くらいの気持ちで。マスコミが騒ぐと・・・というジンクスがありますけれど、その立場になってみるとこういうのはやっぱり格好のネタなんだなぁ、と改めて実感しました。それでは、今年の獅子を締めくくる一言。
『夜勤のばか〜〜〜〜〜〜っ!!』
〔宮内秀人〕