■こぐま座流星群観測報告
20世紀最後の主要群がやってきました。最後にふさわしく、華々しく散ってもらいましょう(って、散ってどうする!)。
さてこのこぐま群、普段の年には大して出やしないのですが、時折気まぐれに大盤振る舞いするという、チトやっかいな相手です。と言うわけで毎年気が抜けないこぐま群なのですが、今年はガイドとかにもチョロッと書いたとおり、普段の年より要注意モード。もっとも危なそう?な時間は22日15時頃かな?と言うことで、日本でもっとも期待できそうなのは22日薄明終了時。とか考えていたら、電気信号に乗ってなにやらこぐま群の出現に関する予報が…。やっぱり22日薄明終了時が一番期待できそうです。まともに見るのははじめてのこぐま群(去年のはあまりに月が眩しくてまともに目を開けられなかったから ^^;)、果たしてどうなったでしょうか?
■観測結果
観測地: |
竜天天文台公園(岡山県赤磐郡吉井町) 標高470m
東経134°00′18″ 北緯34°53′26″ |
観測者: |
L!b |
観測方法: |
眼視計数観測(天頂方向) |
日付 |
開始 |
終了 |
分 |
最微 |
雲量 |
全流星 |
こぐま |
2000年12月 |
|
22/23 |
18:30 |
19:30 |
60 |
6.3 |
0.0 |
15 |
9 |
19:30 |
20:30 |
60 |
6.3 |
0.0 |
14 |
6 |
20:30 |
21:30 |
60 |
6.3 |
0.0 |
7 |
3 |
21:30 |
22:30 |
60 |
6.3 |
0.0 |
10 |
2 |
合計 |
|
240 |
|
46 |
20 |
こぐま座流星群のHR(1時間当りの流星数)をプロットしたもの。 |
■観測日記
●12月22/23日
日中から澄んだ青空が広がり、今夜は観測条件良さそう。けどこういう時に忙しかったりします。眠気覚ましに黄色と黒の48をドーピングをして、どたばたと準備して何とか18:30観測開始。いきなり0等のこぐま群に迎えられる。
さて、その後は… 期待はずれというわけではないが、期待に応えてと言うほどでもない… 突発のしっぽを捕らえたといったとこでしょうか。時間がたつにつれ順調に減ってしまいました。
これにて20世紀の観測は終了予定。なかなか思うにまかせなかった2000年秋の観測でしたが、最後にこぐま群の突発を確認できて、まあ、終わりよければすべて良しと言ったとこでしょうか。では、また来世紀。
〔L!b〕